種族:オカルト、都市伝説
代名詞:彼女
身長:180cm(ヒール込み)
あたし、あなた、あんた、◯◯ちゃん呼びが多い
整形に失敗した女などなどの噂を内包しており、都市伝説として活動する時は口が大きく裂ける。
染め直す必要のない染めたブロンドの豊かな髪、白い肌……足の先から髪の先まで、ある意味ステレオタイプの「美女」そのものの姿をしている。人々の抱えるミソジニー、ルッキズムを反映した姿ともいえる。
性格は飄々としており何を考えているかわかりづらい。基本的に余裕のある物腰。人を手玉に取るような物言いが多いが、ざらめに対してはツッコミ役に回る事が多く生活能力が低いざらめを嫌々アシストする事もある。
ただし遵法意識は低いため、基本的には危険な女。
人間ではないので、赤いハイヒールとマーメイドスカートで山も廃墟も何処にでもスタスタと歩いていける。無数に刃物を呼び出せるほか、瞬間移動、高速移動が可能。あまり敵対はしたくない人物。
都市伝説はニンゲンに伝播された噂が意思を持ったもの。さらに噂を伝播させ生存を図ろうとする本能を持つ。彼ら彼女らにとっては、人を脅かす事が営業行為であり、食事に近い行為である。大抵の場合は。
口裂け女の場合、主人公ざらめを幼少期に脅かした事は完全に忘れていた(数え切れないくらい人間を脅かしたり、たまに◯したりもしているため)。しかし、再会時にざらめが自分の事を10年以上覚えていて、自分の為に凡ゆる知識を蓄えていた為太刀打ちが出来なくなる。
そこで、ざらめのオカルトへの異常な記憶力と執着を利用する事に決める。
都市伝説やオカルトは、人々に忘れ去られれば消滅 あるいは死を迎える。死体すら残らない。
口裂け女は飄々としており、一見強そうだが、そういった消滅に対して忌避感を強く覚えている。
ざらめが「都市伝説を記録し、維持し続けるという都市伝説」にでもなれば良いと考えた。
そこで口裂け女はざらめのオカルト調査へ協力を申し出る。全ては自身の生命維持の為のはず、であった。
ちなみに、再会時にざらめに愛称を聞かれた際何でも良いと答えた為、近くにあったスナックの看板「まりえ」から呼び名が取られた。彼女をまりえさんと呼ぶのはざらめだけ。